1.オオクワガタの飼育環境のセット方法
オオクワガタの飼育環境のセットは、だいたい一日でできます。
①バケツに水を入れ、そこに産卵木を入れて水を吸わせます。産卵木は軽いので浮いてきますから重しを置いてしっかり沈めて下さい。
②4〜5時間放置し、産卵木を取り出し樹皮を剥いて見て下さい。簡単に剥けるようだったらOKです。産卵木を取り出して、産卵しやすいよう樹皮を剥いて、最後、水で洗って下さい。
③そのまま産卵木をセットするとカビが発生しますから、3時間程度水切りして下さい。産卵木から水が滴らない程度で表面が少しウェットであればOKです。
④飼育ケースに埋込みマットを深さ2cm程度入れ、その上に産卵木をセットします。その上からまた埋込みマットを産卵木が隠れるまで入れて下さい。
⑤霧吹きで、水を噴霧し埋込みマットの表面を少しウェットにします。決して噴霧しすぎないように。カビが発生しますから。
⑥埋込みマットの上にオオクワガタが動き易いよう最初に剥ぎ取った樹皮を少し入れて下さい。
⑦後は、ゼリーを入れたら完了です。最初は2〜3日くらいでゼリーの無くなり具合を見て下さい。半分以上無くなってたら新しいゼリーを入れて下さい。減る量が少なくても1週間に1回は新しいゼリーと交換して下さい。
⑧ここにオオクワガタのオスメスを入れて下さい。オオクワガタは神経質ですので静かな環境が好ましいです。飼育ケースから頻繁に出し入れしてるとストレスで産卵しなくなったり、オスとメスが喧嘩しますから、なるべくそっとしておくほうがいいです。
⑨エサを交換しながら秋〜冬を待ちましょう。水の噴霧は余程乾燥しない限りしないほうがいいでしょう。
2.産卵木から幼虫を取り出し、菌糸ビンに移し替えよう。
11月頃になったら産卵木を取り出しましょう。幼虫が産卵木の内部を食べているので、手で簡単に割れると思います。幼虫を傷つけないよう慎重に取り出して下さい。この頃の幼虫が初令〜2令幼虫です。小さい幼虫が10〜20匹程度いるはずです。取り出した幼虫を菌糸ビンに入れ育てます。
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この段階で菌糸ビンに移し替えましょう。菌糸ビンは広葉樹の木くずにキノコの菌を繁殖させたもので幼虫の好物です。これを沢山食べれば幼虫も大きくなります。大きなオオクワガタを得るための必須アイテムです。
割り出す前に事前に菌糸ビンを用意して置いて下さいね。一匹あたりだいたい1Lの菌糸ビンです。何匹生まれるか分かりませんが、15本程度は必要かと思います。
割り出した時の注意事項として絶対に幼虫を素手で触らないようにして下さい。雑菌が幼虫についてしまうと死んだりしてしまいます。スプーンを用意し、アルコール消毒して下さい。
菌糸ビンの上の部分は硬くなっているので用意したスプーンで直径1〜2cm.深さも同じ程度の穴を掘って、そこに幼虫を静かに置いて下さい。放っておいたら30分も経たない内に中に潜って行きます。このまま3ヶ月くらい暗所で保管しておきましょう。
菌糸ビンの外側は最初は白く見えますが、幼虫が菌糸を食べるとだんだん茶色〜黒色に変わってきます。菌糸ビン全体がそんな感じになれば菌糸ビンを交換して下さい。その時は3令幼虫くらいになっていると思います。ここでどこまで大きくなるかが勝負です。菌糸ビンの使用方法は下記サイトなどでも出てますので参考にして下さい。
菌糸ビンの使用方法
https://www.rakuten.ne.jp/gold/chanet/archives/docs/howtouse_mushroompot/
それでは続きはPart-3で。